シンギュラリティって言葉最近あまり聞かないような。

2023/05/29
シンギュラリティって言葉最近あまり聞かないような。
Chatgptで実際に人に近いAIができたから、シンギュラリティという言葉をあえて使わなくてもAIの凄さと影響の広さを実体験で説明できるようになったからかな。
完全に人を超えたAIの誕生が2029年ごろで、シンギュラリティが2045年というのが、レイ・カーツワイル氏の有名な予測。

このシンギュラリティというのが、世界の隅々まで、AIが行き渡り、人の代わりにAIが全ての技術の発展を担うようになった時点だと私は思っている。シンギュラリティの定義自体は、AIがAI自身よりより性能の高いAIを、(ハードからソフトまでどの部分を取っても)作れるようになった時点のことを指すと思う。

ところで、マインドアップロードも、技術が最初に開発されて、初めてマインドアップロードができた時点と、全ての人がマインドアップロードができるようになる時点では、まあまあ時間差があるのではないかと思う。ちょうどAIが人を完全に超えるのと、シンギュラリティまでに16年の期間が想定されているように。
とはいえ、マインドアップロードが初めて成功してから全ての人がマインドアップロードできるようになるまでは、そこまでは時間がかからないと期待している。なぜかというと、単にマインドアップロードができる時点では既にAIがとっくに人を超えていると考えるからである。
まあなんにせよ、早くマインドアップロードが実現して欲しいものである。

 

マインドアップロードが、最も早く実現する、不老不死手法だと考える理由。


万能薬の実現どころか、認知症を治す薬の開発ですら、遅々として進まない。最近ようやく、認知症の進行を遅らせる薬ができた程度である。不老不死を実現する際に壁となる病は、認知症以外にも、がんや数ある老化現象など他にもたくさんあるというのに。


問題は、生体のメカニズムが複雑すぎることと、現状の主な治療技術、薬の導入、外科手術、放射線の照射などだけでは、なかなか難しい病も多いことではないかと思う。
そこで、期待されるのがマインドアップロードである。マインドアップロードとは機械に脳の情報をコピーし、コンピュータ上で脳を再現する技術である。この手法では、病を治療出来なくても、不老不死は実現できるのがメリットである。
一方、マインドアップロードも簡単に実現する技術ではない。ではなぜ、マインドアップロードの方が殆どの病を治す、万能薬のようなものの実現より早いと考えるのか? それはコンピューターの性能の指数関数的な上昇がまだ遅くなったとはいえ続いていることと、生体のメカニズムの解明には、まず、生体の観察手法の進化が先行するからである。
コンピュータ上で、知能を再現する技術は、現在大きな発展を迎えている。それはコンピュータの演算能力の向上のおかげで可能になったものである。人の知能の最高峰をほぼ全て越える人工知能は、あと数年で実現するだろう。そして、その汎用人工知能をより脳の神経活動に似せたもの作ることもそれからすぐに実現するだろう。
また、生体の観測手法の進化が、マインドアップロードの実現には欠かせない。なぜなら、脳の活動を少なくとも神経細胞単位でリアルタイムかつ脳全体で観測する手法が、脳の情報をコピーするには必要不可欠だからである。そして、病の病態や、治療の効果を解析するには、このような高い時空間分解能を持ちかつ全体を一度に観測できる手法が必須、いや必須とまではいえないが、そのような手法があれば、多いに病のメカニズムの解明に非常に有用であるだろう。

マインドアップロードは、不老不死の手法の中で最短で実現するものだろうと予想している。一方、生体の不老や不死を実現するものではないので、本当の意味での不老不死ではない、とも言える。とはいえ、マインドアップロードにしかない、メリットとしては、不慮の事故を回避できるという点もある。コンピュータ上の脳は簡単にバックアップを取ることができるので、生体の脳と比べて不慮の事故に強いのです。
不老不死の最大のメリットは無限の時間を手に入れることができることである。無限の時間さえあれば、未来の技術の発展の恩恵を全て得られる。人類はまずマインドアップロードで意識の不老不死を手に入れ、それによって手にした時間で、生体の不老不死の技術を手にするだろうと私は考えている。

 

2023/05/27

現在の代表的な、非侵襲的な脳の観察技術。

現在の代表的な、非侵襲的な脳の観察技術。
・脳波
メリット
時間分解能が非常に高い
デメリット
頭蓋骨で信号が減衰する

・脳磁図
メリット
時間分解能が非常に高い。空間分解能が脳波より高い。
デメリット
計測装置が大型

fMRI
メリット
脳深部の計測ができる。空間分解能が非常に高い。
デメリット
計測装置が大型

 

参考

http://meg.aalip.jp/vsEEG/vsEEG.html

 

2023年5月26日

 

マインドアップロードについてのスゴい文献

 

今野大地氏のツイート

https://mobile.twitter.com/_daichikonno/status/1355706618189635588

に書かれていた文献。

 

Whole Brain Emulation (全脳エミュレーション)
A loadmap

 

https://www.fhi.ox.ac.uk/brain-emulation-roadmap-report.pdf

を読んだ。(半年くらい前に)

 

2008年の文献なので、当時の未来予測と現在を比較するのも楽しい。

 

主に脳をスライスして脳の情報を全てコピーするという、破壊的な方法が最短で実現するブレインアップロードの手法だとして、主にその方法について詳しく書いてある。でも、個人的には破壊的方法は生きている脳からスライスするまでの時間で多くの脳の情報が失われている点が問題だと思うし、なにより失敗した場合のやり直しが効かないので、できれば、早く非破壊的な方法が実現してほしいと思う。

 

なお、ブレインアップロードについて知りたければ、とりあえず今野氏のTwitterやnoteを見ればいいなと思った。それだけ沢山、関連する情報発信してくれているし、今野氏のキャリアもまさに全てブレインアップロードに関係しててスゴいなと思う。

 

 

 

マインドアップロードの技術は、AGI(汎用人工知能)が開発してくれる! と考える理由


マインドアップロードとは、意識をコンピュータ上にアップロードする技術。現在はまだ実現の目処が立ってないですが、実現すれば疑似的な不老不死を可能にする、ものすごい技術です。

さて、マインドアップロードの技術を開発するは、AGI(汎用AI)だと予測します。その理由は、シンプルです!

コンピュータ上の脳は汎用人工知能だから!

ちゃんと説明すると、

マインドアップロードを実現するには、そもそも脳をコンピュータ上に再現できなくてはならない。

脳=汎用知能 なので 脳をコンピュータ上に再現できるということは、汎用人工知能をすでに実現できているということ

汎用人工知能のは一度開発されれば、人間より早く、しかも同時並行で思考できる。つまり天才研究者が沢山いるのと同じ!


まとめると、
マインドアップロードはそもそも汎用人工知能をコンピュータで再現できることが前提の技術。
そして汎用人工知能は、人間より賢く、しかも同時に考えることができるので、最先端の研究力を発揮することができる。
マインドアップロードが可能になる頃には、最先端の研究はほとんどが、汎用人工知能が行った研究になる。


以上、ただの駄文ですが、ここまで読んでくれてありがとうございます。

 

2023/05/24

 

 

意識の機械へのアップロード の実現に必要な技術

意識の機械へのアップロード

の実現に必要な技術

・脳の機能をコンピュータ上で再現する技術

・脳のパラメータを読み取る技術
脳のニューロン同士のつながりかたや、
シナプスのパラメータ、
ニューロンの内部状態などの読み取り